† ブラッドストーン
Bloodstone (SiO2+不純物)
ヘリオトロープ、血石、血玉髄、血碧玉、血星石 碧玉(ジャスパー)の一種で、暗緑色の地に酸化鉄に由来する赤い斑点があるもの。 赤い斑点は、十字架に架けられたイエス・キリストの血が大地に落ちて生まれたものだと云われ、キリスト教の影響下では特別な力が備わっているとして好まれた。新しいエルサレムの第一の礎石は碧玉だが、象徴的にこれにブラッドストーンを当てることもあるようだ。勇気や献身、堅固を暗示する。 古くから血に関連づけられ、止血や血液病の治療、怪我や流産の予防などに有効とされる。 また、エジプトのヘリオポリス(太陽の都)で採掘されたため、ヘリオトロープとも呼ばれ、「太陽に向かう」という意味を持つことから、太陽や日蝕に関連付けられていた。ギリシアでは植物のヘリオトロープと一緒に持つと自分の姿が見えなくなるとも云われ、兵士のお守りにされていたらしい。
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