† マタイ
Matthew (?〜?)
徴税人 十二使徒。カファルナウムの徴税人。『マタイ』でイエスに召される場面の他は十二使徒の一人としてのみ登場する。類似記事である『マルコ』『ルカ』に登場するアルファイの子・徴税人レビも同定されるが、確かではない。 収税所で座っている所をイエスに召され、すぐに弟子となった。そして、家で盛大な宴会を催した際、イエスや弟子と共に徴税人や罪人も多く同席していたため、ファリサイ派の人々は、「なぜ、徴税人や罪人と食事をするのか」と言ったが、イエスは「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」と語った(マタ9:9)。 その後の行方は不明だが、伝説ではイエスの死後は福音書を書き、エチオピアで斧で頭を割られて殉教したとも云われる。
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