シャローム地方 『決起』


城塞都市バハーワルプル

「 この町には『風使い』と呼ばれるへんくつな戦士がいるよ。以前はいい人だったんだけどね。

貿易都市チャンジガル

「 ギルバルドのような立派な戦士がなぜ帝国に身をやつすのか。何か理由があるはず。
「 ギルバルドが率いた魔獣軍団にたしか『風使い』と異名をとる戦士がいたと思います。
「 名をカノープス…。かれならば何かを知っているのでは……?

城塞都市バハーワルプル

カノープス
「 おまえたちが野蛮人の集団…、ウワサの反乱軍か。
「 おまえたちはいったい何のために戦っているのだ?
「 名誉のためか?      はい いいえ
【はい】
「 オレの友は、名誉をかなぐり捨ててまでも、民のためにつくそうとしている。
「 おのれのプライドを捨ててまで人々の命を救おうと帝国に仕えているのだ。
「 わかるか? 帝国の犬と呼ばれながらも、帝国に従わねばならない気持ちを……。
「 まあ、いい。オレはすでに戦いをやめた人間だ。
「 大陸を帝国が支配しようと、おまえたち反乱軍が支配しようとオレには関係ないことだ。
【いいえ】
「 では、自由のためなのか?      はい いいえ
【はい】
「 おまえたちの自由とはなんだ?階級なき社会のことなのか?
「 誰もが差別なく生活できる社会なんぞ存在せん。それは理想だ。
「 他人よりも楽になりたい、幸せになりたい、と思うからこそ人は生きることができるのだ。
「 階級は必要悪だッ!階級があるから人は幸せな生活を、明るい未来を望むのだよ。
「 まあ、いい。オレはすでに戦いをやめた人間だ。
「 大陸を帝国が支配しようと、おまえたち反乱軍が支配しようとオレには関係ないことだ。
【いいえ】
「 では、正義のためか?      はい いいえ
【はい】
「 正義だと? ふふん。血を求める野蛮なやつらのどこに正義があるというのだ。
「 正義を語る者はただのガキだ。おまえたち反乱軍はガキの集団だよ。
「 遠い昔、燃える水をめぐって争いがあったという……。正義はどちらにあったと思う?
「 勝った側にだッ!つまり、力こそ正義なのだ。弱者に正義はない。
「 まあ、いい。オレはすでに戦いをやめた人間だ。
「 大陸を帝国が支配しようと、おまえたち反乱軍が支配しようとオレには関係ないことだ。
【いいえ】
「 何のために戦っているのだ。何も考えていないのなら、おまえたちは血に飢えた獣だ。
「 …おまえたちと話すことはなにもない。どこかへ行ってくれ……。


カノープス
「 それは『ヒクイドリのハネ』…。妹に会ったのか……。
「 …オレとギルバルドは親友だった。終生親友でいようと誓い合った仲だったが…
「 強大なゼテギネア軍を前にアイツは信念を捨て、民のため帝国に仕えることを選んだ…。
「 うらんでなんかいない…。オレにはアイツの気持ちがいたいほどよく分かる……。
「 ギルバルドを死なせるわけにはいかない…。オレたちはアイツに命を助けられたんだ。
「 ……アイツを止めなければ。今度はオレがギルバルドを救わなければならない…。
「 頼む! オレを反乱軍に…、仲間にしてくれッ!!      はい いいえ
【はい】
「 ありがとう。命あるかぎり反乱軍と共に戦うことを約束するッ。
CF+3
【いいえ】
「 そうか……。残念だ。
CF−5

魔法都市レニナカン

「 帝国軍本拠地ペシャワールの西には古い教会があるんですよ。
「 その教会にいる女のコがまた美人でねぇ〜〜。名前?たしかユーリアって言ったかな。

貿易都市チャンジガル

「 カノープスには、たしか妹がひとりいたはずです。名をユーリア…。
「 ユーリアなら、なぜカノープスが戦いを止めてしまったのかを知っているのでは……?

教会3

ユーリア
「 わたしはユーリア。
「 なぜ、人は戦うのでしょうか?いがみ合うのでしょうか?憎み合うのでしょうか?
「 平和を口にするくせに、誰も実行しようとしない……。
「 あなたがた反乱軍もそうした人たちなのですか?

教会3

ユーリア
「 わたしはカノープスの妹、ユーリアです。
「 この地を治めるギルバルド様と兄・カノープスは幼き頃からの親友同士でした。
「 ところが帝国がやって来たとき最後まで戦おうとする兄と、民のために戦いをやめようとする
「 ギルバルド様の間で対立が起き、それ以来、2人は仲たがいしたままなのです。
「 今のみなさまなら、ギルバルド様を打ち破ることはかんたんなことでしょう。
「 むしろ、ギルバルド様はそれを望んでおられます。ギルバルド様は誇り高き戦士。
「 信念をまげてまでも帝国に従わねばならなかったご自分を許せないのです。
「 兄もそれはわかっているはず。なのに戦士としての誇りがギルバルド様を許せない……。
「 お願いです。どうか、2人をお救いください。      はい いいえ
【はい】
「 ありがとうございます。それでは、『ヒクイドリのハネ』をお渡しします。
「 これは亡きグラン王が2人に渡されたもの。これを兄に見せれば戦士の誇りを取り戻すはず。
「 兄にキッカケを……。ギルバルド様をお助けするチャンスを与えてください。
CF+1
【いいえ】
「……そうですか。
CF−5

自治都市バンヌ

「 このシャロームを治めるギルバルド様はとてもおやさしい方でした……。
「 しかし、グラン王が暗殺され、帝国軍がやってきてからというもの…
「 お心が変わられたようで、いまでは氷のようにきびしいお方になってしまわれました。
「 町の者たちはギルバルド様を『帝国の犬』と呼びますが私には信じられません。
「 誇り高いギルバルド様が帝国にシッポをふるなんて…何か理由があるはずです。

自治都市アナトリア

「 ギルバルド殿はあなたがた反乱軍が本当に帝国を負かすだけの力があるかどうかを…
「 見きわめようとしているはず。帝国の言いなりになっているわけではないのです。
「 ただ、下手に手助けをするとこのシャロームの民が犠牲になることを恐れているのです。
「 あのかたの立場を理解してください。そして、力になってあげてください。

帝国軍本拠地ペシャワール

ギルバルド
「 なぜ、おまえたち反乱軍は帝国に逆らうのだ?
「帝国を憎む心はわかる。それはオレもいっしょだ。
「しかし、オレには一族を守り、このシャロームの平和を維持し続ける役目があるのだ。
「これ以上、おまえたちがシャロームの平和を乱すならば戦わねばなるまい。
「さあ、かかってこい!理想を追い求める勇士たちよ。
FIGHT IT OUT!


ギルバルド
「 オレは大きな間違いをしていたようだな………。
「 戦わぬことが一族のために、この世界のために一番良いと考えていた……。
「 しかし、そうやって得た平和は見せかけの平和にすぎぬ。ただの虚像なのだ。
「 苦しむ人々の姿がオレにも見える…。
カノープス
「 待ってくれ! みんなッ!!
「 ギルバルドは好きで帝国のいいなりになったわけじゃないんだ。
「 ギルバルドの立場をわかってやってくれ!!      はい いいえ
【はい】
ギルバルド
「 …このオレを許してくれるというのか……。
「 ……ありがとう。オレの命を(名前)にあずけるとしよう。
「 この命つきるまで、共に戦うことを約束するッ!反乱軍に栄光あれ!
CF+3

【いいえ】
ギルバルド
「 いいんだ。カノープス。当然の結果だ。
「 おまえたちならば帝国を滅ぼしこの地に永遠の平和をもらたす(*)ことができるかもしれん。
「 オレの分までがんばってくれ。さらばだ。反乱軍の勇士たちよ。
CF−5

(*らいと注:誤植?もたらす)



教会3

神父
「 ようこそロシュフォル教会へ。
「 あなたがた反乱軍のおかげで帝国のやつらを追い出すことができました。
「 ゼテギネアの民は反乱軍に未来を託しています。がんばってください。

帝国軍本拠地ペシャワール

「 あなたがた解放軍のおかげでこのシャロームに活気が満ちてきました。
「 解放軍? ハハハ。この町であなたがたのことを反乱軍と呼ぶ人はいませんよ。


「 あなたがた反乱軍のおかげで帝国のやつらを追い出すことができました。
「 しかし、あなたがたをこころよく思わない者もいるようです。
「 力のみを信ずる者は必ず力にやぶれます。力で人心をつかむことはできないのです。
「 真の王者をめざしてください。あなたがたならできるはずですよ。

自治都市アナトリア

ババロア
「 わしが偉大な魔女ババロア様じゃ!
「 わしに何か用かえ?


城塞都市バハーワルプル

「 亡きグラン王にはジャンとトリスタンという2人の王子がおいででした。
「 しかし、あの25年前の戦争でお亡くなりになってしまいました。
「 生きておいでなら、今ごろ立派な若者になっていらっしゃったはずなのに……。

魔法都市レニナカン

「 ゼテギネア帝国の中心は北の軍事国家ハイランドです。
「 その帝国軍を支えるのは女帝エンドラの第1皇子、黒騎士ガレスです。
「 闇のように黒いヨロイをまとったガレスは不死身というウワサです。
「 他にもハイランド四天王と呼ばれる将軍や、エンドラを守る大将軍がいます。
「 あなたがた反乱軍がこのまま帝国の内部へ進むなら、必ずやかれらと出会うことでしょう。





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