【黒き獅子】



ダクスマルダ・ゴルターナ
Daqsmarda=Goltana):公爵
(処女25日生:56歳) ゴルターナ公

 デューク。数百の騎士を配下に従える公爵。ゼルテニアの領主。ラーグ家同様、五十年戦争の引き金になったデナムンダII世を祖に持ち、第18代国王オムドリアIII世の従弟でもある。王家の紋章である有翼双頭の獅子の片方・黒獅子を家紋とすることから“黒獅子公”とも呼ばれていた。五十年戦争では将軍の一人として活躍し、北天騎士団と双璧をなす南天騎士団を従えている。

黒獅子Chapter2. 国王の死後、王女誘拐事件によって黒羊騎士団の副官ディリータからオヴェリアを手に入れて上洛を果たすと、王妃ルーヴェリアを王女誘拐の首謀者としてベスラ要塞に幽閉。オヴェリアを即位させると、元老院議会によって摂政に任命されて新王オヴェリアの後見人となった。それに反発したラーグ公がルーヴェリア王妃の休出を名目にベスラ要塞に軍を向け、獅子戦争が勃発する。

Chapter4. 勃発した獅子戦争において、南天騎士団には王妃ルーヴェリアへの反発から王家に仕える有力貴族の大半が味方したが、両軍共に20万近い死傷者を出して戦線は膠着。ベスラ要塞における攻城戦の最中、教皇の計略にはまって、雷神シドを謀反の容疑で投獄、教会との繋がりを持つディリータに聖騎士の称号と南天騎士団の指揮権を与えるが、教会の密命を受けていたディリータによって殺害された。(公式には、オルランドゥ伯の手によるもの。)



グルワンヌ大臣
 ゴルターナ公の側近の一人。ディリータの連れてきた捕虜の証言により、ラーグ公に取り入ろうと王女誘拐に手を貸したとして、ゴルターナ公への裏切りと王女誘拐の罪でディリータの斬り殺された。



司教カンバベリフ
 ゴルターナ公の側近の一人。 グルワンヌ大臣の粛清、獅子戦争最中の会議に同席する。ディリータが連れ帰ったオヴェリアを保護していた。



ボルミナ男爵
 獅子戦争が3ヶ月程過ぎた頃の会議にエルムドア侯爵やオルランドゥ伯と同席する。この席上においてオルランドゥ伯によって和平が進言されるが却下され、 ゼルテニアとランベリーの干ばつによる収穫の減少の中、3割の増税と難民のゴルターナ陣営領内への流入の防止が決定された。



ブランシュ子爵
 獅子戦争が3ヶ月程過ぎた頃の会議にエルムドア侯爵やオルランドゥ伯と同席する。膠着した戦局を前に終結は目前と発言、オルランドゥ伯に叱責される。



グリムス男爵
 黒羊騎士団団長。干ばつや重税への不満から起こったゼルテニアの大規模な農民一揆の鎮圧に当たっていたが、元騎士団といわれる“亮目団”との戦いで騎士団は全滅、自らも戦死した。教会の命を受けたディリータがゴルターナ公陣営へ潜入する際、王女救出の密命を与えられた副官と身分を偽った。





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