ベリル (Beryl)
(Be3Al2Si6O18)
緑柱石。ベリリウム鉱物のことで、混入している微量の元素によって色が変化し、色によって異なる呼び名がつけられている。古くはエメラルドとベリルとは別のものと考えられていた。
(1) アクアマリンは三月(宝瓶・双魚宮)、エメラルドは五月(金牛宮)の誕生石。『ヨハネによる黙示録』の聖都エルサレムの第八の土台石に緑柱石が当てられていたため、三月から始まる暦の8番目(十月)の誕生石にアクアマリンとベリルが定められていたが、20世紀に入って英米の誕生石の改正によってベリルの名はなくなることとなった。 (2) モース硬度は7.5〜8。 |