カーネリアン (Carnelian)
(SiO2

 紅玉髄。石英の微細結晶の集合体(潜晶質)であるカルセドニー(玉髄)のうち、縞目があまり無く、鉄分に由来する赤色や橙色をもつもの。ラテン語の肉(Carnis)、あるいは新鮮(Carneolus)などに由来するとされる。
 アゲートなどと同様、古代メソポタミアや古代エジプト時代から装飾品や印章などに加工され、加熱によって鉄分を酸化させることで色を濃く鮮やかにする手法も古代から用いられていたようだ。
 赤い石であることから血液の循環を良くし、毒素を排出するとされる他、止血や解熱、肝臓病や神経痛の治療にも効果があるとされる。また、行動する勇気や向上心を高める効果もあるという。


(1) 七月、及び処女宮の誕生石。
(2) モース硬度は石英と同じ7。