緋の間［特徴］

[ 外見・性質 ] × [ 発見法 ]

† ヴァンパイアの外見・性質

× 服装

黒い服
（かなり共通した嗜好であるようです。）
古いデザインや装飾
（生きていた当時のデザインや装飾を好むようです。）
奇妙な服

× 髪

黒
（古いカヴンのメンバーなどあえて染めている場合もあります。）
赤
（カインやイスカリオテのユダが赤毛だったともいわれ、赤毛の人間は吸血鬼に変化するといわれます。）
常に長さや形が変わらない
当然、生前と同じ色である場合もあります。
（死時の状態を保とうとする力があるようです。）

× 瞳

赤
黄金
（真鍮や青銅、琥珀などとも表現されます。）
黒
白眼が濁っていたり、赤かったりする
青
（バルカン地方に青い目が少なかったことからきた偏見のようです。）
当然、生前と同じ色である場合もあります。

× 肌

青白く滑らかな肌
（仄かに白く光っている場合もあります）

× 手・爪

毛深かったり、手の平に毛が生えている
先が鋭く尖った滑らかな爪
長い爪
四角い爪

× 口・歯

長く鋭く尖った犬歯（牙）
息が臭かったり、呼吸が異常、呼吸が無い

× 行動

どこかぎこちない不自然な動き
俊敏で足音がしない
一緒に食事をしなかったり、普通の食事をしない
昼間には現れなかったり、明るい光を避ける
歴史・法律（特に相続法）に詳しい
年齢にしては生活習慣が古く、アンティークな物を好む
初めての部屋には、入るように言われなければ入ってこない
親近者の棺や大荷物と共に旅をし、他の人と関わろうとしない
突然、若返ったように見える
呪われた場所に住んでいる
宗教の話をしなかったり、宗教を嫌う。あるいは怪しげな新興宗教に入っている
収入が不明確であるのに金に糸目をつけない

× その他

性的魅力がある
影が無い
鏡に映らない

× 但し書き

　これらの特徴が挙げられますが、外見が殆ど変化しない場合もありますし、外見を繕って社会に溶け込んでいる者もいます。対面しても魔眼によって普通の人間と変わらない様に見える暗示を掛けられてしまっては、気付くことはできません。
　これらの特徴を発見したい場合には、彼らに見つからない様に注意深く観察する必要があるでしょう。また、ヴァンパイアの中には思考を読む力を持っている者もいますから、心の遮断も必要です。
　最後に、ヴァンパイアにとって正体を知られるほどの危険は他に無いということを十分に心に留めて置いて下さい。

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† ヴァンパイアの発見法

× 社会

同じ、または良く似た名前の人物が代々財産を受け継いでいる
（偽名を使っていても元の身分や名前に拘る傾向があるようです。）
手紙やFAX、Eメール、執事や弁護士等の代理人を通じて間接的にしか接触できない
接触したはずの人物がいなくなったり、周囲の知人が頻繁に病床に就いたり死んだりする
部屋のカーテンや雨戸が常に閉まっている

× 墓場

墓石の移動や倒壊
穴や足跡など墓の周囲の土の乱れ
墓の近くで鵞鳥・馬・犬などが騒いだり、墓に近づかなかったりする
墓の中から何かを食べているような咀嚼音がする
鳥の声がしない
墓守の様子が変

× 棺・死体

蓋と棺の間に隙間がある
棺や死体が血で汚れていたり、中に血が溜まっている
（血の中に浸って眠っていたカーミラなど）
死体が血で膨張している
死体が腐敗していない
死体の爪や髪が伸びている
目や口が開いている
肝臓が白い
　但し、墳墓発掘の許可を得ていないと処罰されることがあります。
『刑法』
[第百八十九条]：墳墓発掘　墳墓を発掘したものは二年以下の懲役に処する。

× その他

双子には見つけることができる

× ヴァンパイアの発見

　一部には、昔からの伝統を受け継ぎ、墓の中や地下墓地でカヴンを作って生活している者たちもいますが、現在もそれを続けている者ばかりではありません。
　家の床下や天井裏、地下室や四方を壁に囲まれた中央の部屋、別荘地、高級マンションやホテルなど、暗さと静寂、高いプライバシーを保てる所であれば、どこでも住んでいる可能性はあります。また、地面にそのまま潜る者や、いわゆる夜の仕事につく者もいるようです。

　元々、彼らは社会から隠れるように生きているので、それを見つけるのは容易ではありません。しかも、こちらの意図が悟られた場合、危険人物として排除されてしまう可能性も多大にあるのです。特に、歴史や相続に詳しい者は、長い時を経て、強大な力と高い知性を持つ可能性が高く、そのような者を探す場合は、更に注意が必要でしょう。
　彼らを探し、見つけ出そうと考える方は、十二分の警戒と覚悟をもって当たって下さい。彼ら、ヴァンパイアにとって正体がばれるほど危険なことは無いのです。

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