【草笛を吹く者】



オヴェリア・アトカーシャ
Ovelia=Astkaasa)王女
(金牛22日生:15歳) オヴェリア1

 プリンセス。国王オムドリアIII世が二番目の王子を亡くしたときに養女として迎えられた。前国王デナムンダIV世の実子で、オムドリアIII世とは腹違いの兄妹であると言われていたが、実際は王女ではなく国政を牛耳るルーヴェリア王妃と対立する元老院が、死んだ王女の身代わりとして王位を継承させるために送り込んだものであり、その身元は不明。王家に入ったものの、すぐにルーヴェリア王妃に三人目の王子・オリナスが誕生したため、ラーグ公に預けられることになった。その生活の多くを修道院で過ごしてきており、同じ境遇にあるアルマは、修道院で知り合った唯一の友人である。

Chapter2. 北天騎士団の命を受けた傭兵ガフガリオンによってオーボンヌ修道院から成都イグーロスへ移送される際、教会の命を受けたディリータによって誘拐された。一時はラムザ達によって救出されたものの、保護を求めたライオネルでドラクロワ枢機卿に捕らえられて白都ゼルテニアに送られ、ゴルターナ公によって女王として即位させられた。これに対して新王オリナスを戴いたラーグ公が挙兵、畏国を二分する大戦・獅子戦争が勃発する。

Chapter4. 同じような境遇にあり、利用されることのない人生と新しい王国を約束するディリータに心を惹かれ、信じようとするが、“英雄”となるためにはすべてを利用すると言い放つ彼にショックを受ける。

その後、獅子戦争を終結させた英雄ディリータと結婚するが、その数ヶ月後、彼女の誕生日に花束を持ってきたディリータを短刀で刺し、自らも彼に刺されて命を失う。





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