ザルモゥ・ルスナーダ
(Zalmo=Rusnada):異端審問官(人馬15日生:53歳)
ハイプリースト。グレバドス教会の異端審問官。異端審問官とは、神の教えに背く異端者を厳しく弾圧する、いわゆる“異端者狩り”を専門に行う僧侶のことで、教会組織内ではエリート中のエリート。教会内外を問わず絶大な権限を持っており、その行動に対しては、たとえ騎士団であっても不服をとなえることはできず、異端審問官に連れて行かれた者は、絶対に帰って来られないと言われている。
Chapter3. 王都ルザリアの裏門に現れてドラクロア枢機卿殺害及び邪教崇拝の容疑者としてラムザに異端審問会への出頭を命じ、それに抵抗したラムザを“異端者”として処刑しようとしたが、失敗。
Chapter4. ラムザを追って現れたゼルテニアの教会で“異端者”ラムザと黒羊騎士団団長ディリータの前に倒れた。
シモン・ペン・ラキシュ
(Simon=Penn=Laquish):神学者(双魚28日生:76歳)
ビショップ。神の教えをあまねく民に広めるため活動を続ける司教。
聖アジョラの時代からあるというオーボンヌ修道院の院長にして神学の博士号を持つ敬虔なグレバドス教の信者。以前は上級異端審問官の一人として名を馳せていたが、とある事件をきっかけに辞職し、俗世間を逃れて辺境の地で隠遁生活を送る。アルマと王女オヴェリアの学問の師であり、父親代わりとしても惜しみない愛情を注いだ。
Chapter3. 王女の証として修道院に預けられた王家の秘宝・聖石『ヴァルゴ』を奪いに来たウィーグラフとイズルードの率いる神殿騎士団の襲撃を受けて傷を負い、自らが注釈を加えた幻の書『ゲルモニーク聖典』をラムザに渡した後、息絶える。
地下書庫で『ゲルモニーク聖典』を発見したことで信仰を失いながらも、その好奇心と知識欲に負けて教会の糾弾を行わず、十数年の間『ゲルモニーク聖典』を解読して注釈と記述を加えていきながら、それを隠し続けてきた。