名称 | ローディス教国 |
データ | 国名 Rodis Country |
解説 | ガリシア大陸の西に位置し、ローディス教の教義を実践する者のために存在する国家。現在では、五つの騎士団を有する神都ガリウスを中心に、ガリシア大陸の殆どを手中に収め、十六の騎士団を有する巨大軍事国家である。ローディス領内は大きく八領に分かれ、それぞれが一つ、または複数の騎士団を持っている。
建国当初は王が主権を有していたが、次第に元老院が権力を掌握、九年前に起きたクーデターを境に、教皇が主権を手にすることとなった。その際、多くの貴族、政治家と共に冥煌騎士団長ゴドフロイ、監督官ヴォグラス准将などが暗殺されている。 60年程前(191年)、大司教であるサルディアン教皇の主唱によって、ゼノビア王国領内にある『聖地アヴァロン』の奪回と、近隣国の教化・改宗を目的に、光焔十字軍を結成。他国への侵攻を開始した。最近では、13年前(238年)に派遣された第三次光焔十字軍によってニルダム王国を滅ぼし、翌年にはパラティヌス王国まで遠征。ローディス教への改宗と教国・教皇への忠誠、国民階層制の実施、納税を認めさせ、国主の上に三司官をおくことによってパラティヌスを従属国としているが、これはゼノビア侵攻の中継地と、労働力の確保こそが、本来の目的といわれている。 太古の英知を大陸広く浸透させ、秩序ある世界を維持するのがその目的ともいわれ、各地に遠征した軍の上層部には、統治の他に『究極の力』の入手やカオスゲートの発見などが密かに命じられている。 ローディス教の信仰の基となっているのは、多くの神々が登場するガリシア神話であるが、その中でも太陽神フィラーハを唯一絶対の神とし、全ての神は神の子である自分達に力を貸すために、フィラーハが変化した姿とされている。 そのため、改宗の際も主神の変更だけを徹底し、その他の祭儀などは柔軟に対応した。これは最小限の変更による効率重視、かつ抵抗少なく改宗を進めるための措置でもある。 すべての国民、信者は神の子であり、主の使いである聖者ローディスの『自己への過信と他者への盲信を戒め、自らの存在を正しく認識する』という教えを生涯かけて実践することがその使命とされる。信仰の模範とされる聖職者や、フィラーハの使徒筆頭である教皇は神と等しい存在であり、信者の地位・階層の高さは神の子の到達度とされている。 ローディスの教えは、本来“適材適所”といった意味合いであったが、時代とともに“能力第一主義”“支配者と被支配者の自覚”として曲解されて、国民階層制度の裏づけとなる。また、以前は人種・民族・生まれは問わず、優秀な者はより上位に、能力の無い者は下位に位置付けられる、能力重視の階層制度を用いていたが、これも上級民の意向により、現在は世襲制・選民思想的なものへと変化している。 |
由来 | |
駄文 |
名称 | 仇波のロベール |
データ | 冥煌騎士団 Robert ローディス人 炎N テンプルナイト |
解説 | 西部に進軍する革命軍に対して派遣された冥煌騎士団の先発隊の指揮官。アジャール平原で蒼天騎士団と接触。ノイストリエン国境砦で戦死した。 |
由来 | 仇波。風も吹かないのにいたずらに立つ波。変わりやすい心や、浮ついた行いのたとえ。
ロベール。古高地ドイツ語で「輝かしい名声」の意の仏語名。 |
駄文 |
名称 | 外防地ロムルス |
データ | 要塞 Fortress romulus |
解説 | パラティヌス東部と南部を監視する重要拠点。パラティヌスが興る前、金の民を東方へと追いやった藍の民が金の民の再侵入を防ぐために築いた二重の城壁を持つ堅固な砦、ロムルス要塞を有する。長い年月を経ても朽ちぬ程の堅固さに、東方に追いやられた金の民は太刀打ちできず、開闢王が究極の力を使った際も、藍の民はその力を恐れ、また西に残した家族を心配して砦から退いたため、ロムルス要塞自体は破られたことがない。
革命軍を裏切った尽言ゼベクか、中央軍の騎士となった蒼生のディオメデスと戦闘になる。 |
由来 | ローマ建国の祖。生まれてすぐ籠に入れられて河に流されたが、下流のパラティウム丘の麓で、牝狼の乳を吸っていた所を牧夫に拾われて成長。後に玉座を追われたアルバ・ロンガ王ヌミトルの孫だという出生の秘密を知って、弟レムスと共に祖父ヌミトルの即位を助けた。その後、パラティウム丘の新都市建設の指導者となり、ローマの初代王となる。死んだ後、ローマを守るクィリヌス神になったといわれる。 |
駄文 |